【広島】0-7から大逆転でM24…丸同点3ラン、誠也サヨナラ弾

スポーツ報知
9回1死、サヨナラ本塁打を放った鈴木(手前)を、大喜びのナインが出迎えた(カメラ・保井 秀則)

◆広島9×―8ヤクルト(23日・マツダスタジアム)

 諦めない姿勢がバットに乗り移った。3点ビハインドの9回1死一、二塁。丸が石山の外角直球を完璧に捉えた。「打ったコースも覚えていない。集中して打席に入れていたんじゃないですか」。バックスクリーン左に飛び込む同点の28号3ラン。続く鈴木もすかさず左翼席にサヨナラ24号ソロを左翼席へ。最強コンビのアベック弾でマジックを24に減らした。

 先発の岡田が乱調で4回までに7失点した。だが、数々の逆転劇を演じてきたカープ打線は勝負を捨てなかった。最大7点差をはね返す大逆転劇に、緒方監督も興奮を隠せなかった。「数々の経験の中で一番の思い出になる試合。打った誠也もすごいし、まさか丸の追いつく一打が出るとは」と驚いた様子で振り返った。

 チームは2カード連続の勝ち越しで貯金を最多タイの22に戻した。鈴木は「丸さんが打って同点に追いついてくれた。最高の結果になって『サイコー』です。台風が来ている中、たくさんの人が応援に来てくれたし、皆さんのために頑張った」と声を張り上げていた。

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