【阪神】10度目の完封負け…33日ぶり甲子園も借金最多タイ7

スポーツ報知
9回2死一、三塁、俊介が一飛に倒れ試合終了となり、金本監督(中)は天を仰いだ

◆阪神0―1ヤクルト(28日・甲子園)

 甲子園が、深いため息に包まれた。33日ぶりの本拠地凱旋は、スミ1で今季10度目の完封負け。9回1死一、三塁。大山が遊飛に倒れると、俊介が一飛の2者連続のポップフライで終了。金本監督は「(大山には)外野フライ打ってほしかったけどな。どうしても勝ちたかったけど、ほんと…」と嘆いた。

 ロサリオに代わって1軍に昇格した陽川を5番に据え、大山、俊介、梅野と右打者を4人並べた。「対小川は右の方が分が良かったので。期待しましたけど、陽川とか大山とか」と、対右打者2割8分6厘、対左打者2割4分8厘の試合前のデータを重視。ナバーロもベンチに置いて、6月30日以来の純国産打線で臨んだが、結果には結びつかなかった。

 試合後のベンチ裏通路は無言の行進だった。1併殺の3三振で21打席連続無安打の福留が足早に階段を駆け上がると、大山も報道陣の問いかけを無視してロッカールームに消えた。今季、甲子園では16勝26敗1分けとなり、負け越しが2ケタの「10」となった。再び借金はワーストタイの7。熱狂的ファンのアドバンテージを生かせず、苦しい戦いが続く。(島尾 浩一郎)

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