【西武】浅村、26号逆転弾!打点トップ102「ここで打とうと思った」

スポーツ報知
7回無死一、二塁、浅村(中央)が逆転3ランを放ち生還(左は源田、右は佐藤コーチ=カメラ・川口 浩)

◆西武6―5楽天(28日・前橋)

 打った瞬間、スタンドインを確信した。西武・浅村のフルスイングした打球は右中間へ一直線。「迷惑をかけたので、ここで打とうと思った」。6回に自身の失策が絡み、一時逆転された。ミスを帳消しにする一発に「冷静に打席に立てた。完璧でした」。26号逆転3ランで連敗を3で止めた。

 3点を追う7回、1点を返しなおも無死一、二塁で則本の外角154キロ直球を捉えた。102打点とし、リーグ単独トップ。13年以来、2度目の100打点突破に「得点圏は普通の打席より意識している。それが結果として出ているのはうれしい」とうなずいた。

 今季初の新オーダーが機能した。ソフトバンクに敵地で3タテを食らい、26日の帰りの機内で辻監督が思い立った。「やってみなきゃ分からない」。試合前まで1~4番を固定してきたが、初めて1番・秋山と2番・源田を入れ替えた。「出塁率が高く、足のある源田がいれば、秋山への攻め方も変わり、より攻撃的になる」

 7回はその新打線が機能。源田、秋山が出て浅村につなげた。初回無死一、二塁のピンチを「三―二―一」の三ゴロ三重殺で切り抜けるなど、攻守でリズムを取り戻した。辻監督は「劣勢をひっくり返して逆転勝ちできてうれしい」と期待に応えた選手たちをたたえた。「やってきたことを継続してチームを勝たせられるように打点を挙げたい」と浅村。10年ぶりのリーグVへ向け、主将の思いは誰よりも強い。(小林 圭太)

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