【広島】新井、約1か月ぶり先発で3ラン 球団最年長41歳6か月で猛打賞 マジック20

スポーツ報知
6回、逆転弾を放ち、広瀬コーチ(左)とハイタッチで生還する新井(中は小林)

◆巨人4―5広島=延長10回=(29日・東京ドーム)

 待ちに待った一発をたたき込んだ。1点を追う6回1死一、二塁。新井は巨人・吉川光の低め直球を強振。打球はバックスクリーン左へ着弾した。6月14日のオリックス戦以来、約2か月ぶりの本塁打となる逆転4号3ラン。「自分のミスから失点したので、何とか取り返したいと思った」と力を込めた。

 7月24日の阪神戦以来、約1か月ぶりの先発出場で初回無死一塁で一塁へのゴロをファンブル。一塁カバーに入った九里への送球がそれて、二、三塁のピンチを招いた。1プレーでの2失策をきっかけにチームは2点を失った。だが、自らのバットで帳消しにした。

 試合前の時点で打率は2割2厘。それでも吉川光には5月23日の対戦で1号3ランを放つなど、相性の良さを買われての起用。「気合は入ってました」と明かした。2回に左前安打、8回に右前安打で今季初の猛打賞。41歳6か月での達成は、石井琢朗(40歳7か月)の球団最年長記録を更新した。

 延長戦を制し、優勝マジックは20に減った。緒方監督は「勝負どころで頑張ってもらう」と期待。3連覇へ、チーム最年長の存在は欠かせない。(種村 亮)

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