【楽天】今季ワーストタイ7連敗…岸が9奪三振の力投も

スポーツ報知
先発で7回3失点と粘投した岸

◆楽天3―4ソフトバンク(1日・楽天生命パーク)

 楽天は1日、延長10回までもつれたソフトバンク戦(楽天生命)に敗れ、1分けを挟み今季ワーストタイの7連敗。借金も今季ワーストに並ぶ「20」となった。先発した岸孝之投手(33)は7回5安打3失点、9奪三振の力投を見せたが、今季10勝目はならなかった。

 尻上がりに調子を上げた。2回に中村晃の右越え12号2ランなどで3点を失ったものの、4回以降は安打を許さず、5~7回は3者凡退。「2回以降は粘りのピッチングができたと思います。丁寧に投げることができました。同点に追いついてもらって感謝しています」と淡々と振り返った。

 この日、石井一久GM(44)が正式に就任。西武時代から、公私ともに仲のいい兄貴分の船出だった。石井GMは、仲のいい選手でも距離を置く方針を示しているが「それ(距離を置くの)はこっちがすること。今まで通りにはいかないでしょう」。白星は贈れなかったが、新たな決意をマウンドで示して見せた。

 7月28日に9勝目を挙げて以降、白星に恵まれずまたも2桁勝利はお預けとなった。「僕が点を取られてこうなっている。それはしようがない」。静かに気持ちを切り替えた右腕は、次回登板で4年ぶりの2桁勝利を狙う。(山口 泰史)

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