【中日】松坂2回KOで自力CS消滅…「使える球種1つもなかった」一問一答

スポーツ報知
2回2死、重信(左)に右越えソロを許した松坂

◆中日9―13巨人(2日・ナゴヤドーム)

 中日の松坂大輔投手(37)が悪夢の2回7失点で4敗目(5勝)を喫した。チームは引き分けを挟んで3連敗で、自力でのクライマックス・シリーズ(CS)進出が消滅した。

 松坂は初回、岡本に3ラン。2回にも移籍後最多の1イニング4点を奪われた。国内での先発2イニング以下の降板は

 ▼00年4月21日・日本ハム戦(東京D)1回2/3で1失点=右足首捻挫

 ▼01年6月24日・オリックス戦(ナゴヤD)2回6失点=不調

 ▼02年8月16日・近鉄戦(西武D)1回2/3で8失点=不調

 ▼03年4月4日・近鉄戦(西武D)2回無失点=右膝裏痛

 ▼03年7月13日・ダイエー戦(西武D)2/3回で7失点=右肘痛

 ▼04年9月8日・近鉄戦(大阪D)1回無失点=右でん部痛

 ▼06年6月24日・ロッテ戦(長野)2/3回で無失点=右股関節痛

 ▼18年9月2日・巨人戦(ナゴヤD)2回7失点=不調

 (この日の巨人戦以外は西武時代)

 自身8度目。アクシデントではない不調による降板は、02年の近鉄戦以来、16年ぶりの屈辱だ。

 今季、巨人戦3戦3敗となった平成の怪物が、悔しい降板劇を振り返った。

 ―アクシデントではなかったのか。

 「試合は見ての通りで、序盤から投げ切れず、試合を壊す形になってしまったので申し訳なかったですね。チームが連敗中なので止めたかったのと、これだけのお客さん(3万6338人)が来てくれた中で、こういう試合をしてしまって申し訳なかったです」

 ―ブルペンでの調子は。

 「僕の感覚では前回と変わらなかった。でも、近藤さん(投手コーチ)には『きょうはあまり良くなかった』と言われました」

 ―投げながら修正できなかったのか。

 「全く何もできなかったですね。普段は悪い中でも1つくらい使える球種があるんですが、きょうは何もなかったですね。申し訳なかったですね」

 ―16年オフのプエルトリコ・ウィンターリーグで同僚だった巨人・岡本に被弾した。成長を感じたか。

 「今さらじゃないですか。(今や)セ・リーグを代表する打者だと思います」

 ―巨人に3連敗。

 「きょうは巨人打線どうこうよりも、僕自身がどうにもならなかったことに尽きます」

 ―初回先頭の坂本に9球粘られ末、左翼線二塁打を浴びた。

 「(球数が増えたことを)いいとは思ってないですが、何とかして抑えようと思ってました」

 ―立て直せなかった要因は。

 「(要因うんぬんではなく)何もできなかったです。こういう試合は年に1、2度あるかもしれないですが、この時期に出したことはなかったです…」

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