【日本ハム】北海道出身・鍵谷、家族の無事確認も不安 寮は停電で何もできず

スポーツ報知
地震後、一見目立った異常は感じられない札幌ドーム

 深夜の北海道を襲った「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」は、北海道内のスポーツ界も直撃した。移動の見通しがたたないため、7日の楽天戦(楽天生命パーク)の中止が決まった日本ハムは、地元七飯町出身の鍵谷陽平投手(27)が取材に応じ、心境を明かした。

 日本ハムの七飯町出身・鍵谷陽平投手(27)が、家族そろっての無事を報告した。6日午後、札幌市内にある選手寮で報道陣に対応した。両親とは連絡が取れたようで「実家は地震後から断水になりました。なんとか水は確保したようです」と安堵(あんど)。「実家は函館に近い方なので大丈夫でした」と話した。

 不安な一日を過ごした。5日の西武戦後、旭川から札幌までバスで移動。札幌市内の寮に到着し眠りについた後の6日午前3時8分、鍵谷らを強い揺れが襲った。

体験したことのない振動に、選手たちは次々と部屋から飛び出し、互いの無事を確認し合ったという。

 6日は、当初は7日からの楽天3連戦(楽天生命)に向け、仙台へ飛行機で移動する予定だった。だが地震の影響で、新千歳空港の終日閉鎖が決まり、断念。寮に併設された室内練習場は停電の影響で、練習もできない状況だ。水や非常食等の備蓄はあったが、停電した寮で鍵谷らは何もできずに1日を過ごすしかなかった。8日以降の試合は開催予定だが、詳細は未定。鍵谷ら日本ハムナインは手探りの夜を過ごすことになった。(秦 雄太郎)

野球

×