【ロッテ】最大8点差追いつかれるも…今季最多13点でシーソーゲームにケリ

スポーツ報知
激戦の末、西武に競り勝ち、ハイタッチで勝利を喜ぶロッテナイン

◆西武9―13ロッテ(8日・メットライフドーム)

 ロッテが序盤の8点差を追いつかれ、一時は勝ち越しを許したが、6回に再逆転に成功。8回にも追加点を奪い、今季最多13得点で逃げ切った。井口資仁監督(43)は「何とか打線が頑張ってくれて勝つことができた。後ろの投手もしっかり抑えてくれた」とナインの奮闘をたたえた。

 初回に角中の左前適時打で先制。さらに鈴木の適時打と田村の3点三塁打で5点を挙げ、好スタートを切った。

 2回には1死一、二塁から井上が球団の日本人では2013年井口以来となる20号3ランで加点に成功した。

 しかし、先発・ボルシンガーが誤算だった。2回に3四死球と3安打で3点を失い、なおも2死満塁のピンチを招いて降板した。さらに後を継いだチェンが浅村に押し出しの四球を与え4点差に詰め寄られると、続く山川に37号満塁弾を浴びて追いつかれた。

 4回には大谷がか1点を失い勝ち越しを許した。今季のロッテであれば、このまま押し切られるパターンが多かったが、この日はここから反撃に出た。

 5回の攻撃前にベンチ前で円陣を組み、指揮官が「今日の試合は点の取り合い。打ち勝つしかないぞ」と発破をかけ、野手陣が燃えた。2死一、二塁のチャンスで平沢が右前に同点打を放ち、振り出しに戻した。

 6回にも先頭の井上が左中間二塁打でチャンスメイクし、鈴木が四球を選び一、二塁とした。ここで福浦の代打・三木が初球で送りバントを決めて1死二、三塁とし、藤岡の右犠飛で勝ち越しに成功した。

 8回にも角中、井上、鈴木の3連続長短打などで3点を奪った。

 救援陣も好投を見せた。4回に1失点した大谷がイニングまたぎとなった5回は無失点に抑えた。6回は益田、7回を松永、8回は唐川が相手打線を無安打無失点と封じた。最後は守護神・内が抑えて逃げ切った。

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