【日本ハム】北海道地震後初試合の中田「こういう時だからこそ勝ちたかった」

スポーツ報知
5回に中前適時打を放つ中田

◆楽天9―4日本ハム(8日)

 日本ハムは序盤に背負ったビハインドが尾を引き、敗戦。6日に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震の影響が残るまま、臨んだ試合で白星はつかめなかった。主将の中田は「(地震は)言い訳にしかならないんでね。今日の試合前、みんな準備をしてやりましたし、練習でもしっかり体を動かした上で試合に入った」と話した。

 先発の上沢が3回を9失点と精彩を欠いた。最大9点差を追う打線は4回のレアードの26号2ランをきっかけに反撃。5回には2死から4連打をまとめ5点差まで追いすがったが、序盤の失点が大きすぎた。中田は「体を動かせない中で、野球から2日離れて、こっちに来ての試合なのでピッチャーは大変だったと思う。野手がなんとかしてあげたかったんですけど。申し訳ない」と責任を受け止めた。

 11、12日のロッテ戦は中止が決定した。来場者への安全、負担などを総合的に考慮した球団の判断。「苦しんでいる人もたくさんいますから、中止っていうのは当たり前のことなのかなと思います」と中田。「(電気が)通ってないところもまだあると思うから、夜なんかは暗くて不安な思いをしている人、ろうそく1本で生活している人もたくさんいると思う。大変な思いをしている方がたくさんいるので。そういう人たちのためにもいい準備をして良い試合ができたらいい」と前を向いた。

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