【ロッテ】井上、井口監督以来の球団日本人20号「ずっと背中追い掛けてきた」

スポーツ報知
2回1死一、二塁、左中間へ3ランを放つ井上

◆西武9―13ロッテ(8日・メットライフドーム)

 これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らした。井上が2013年の井口以来となる球団日本人20号に到達した。「ずっと井口さんの背中を追い掛けてきたので打ててよかった。これで呪縛から解き放たれた」。5―0の2回1死一、二塁で左中間席最深部に24戦101打席ぶりの3ランをぶち込んだ。

 この日は3安打4得点と大暴れ。打率2割9分3厘、83打点は本塁打を合わせチーム3冠だ。好調の裏に「涌井の助言」があった。5月中旬、先輩に相手先発の狙い球を聞かれ「外角のシュート」と答えたが、涌井からは「投げる確率が一番少ない球を打ってどうする? 相手が投げたい球種を考えないと」と指摘を受けた。投手目線で配球を読むことを学び、快進撃は始まった。

 一時は8点差を逆転されたが、今季最多13得点で打ち勝った。けん引した4番は「明日も頑張ります」と頼もしかった。(長井 毅)

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