【広島】会沢がド根性の13号ソロ 球団捕手最多を65年ぶり更新

スポーツ報知
6回1死、会沢(左・27)が同点ソロを放ち、新井(左から3人目)ら迎えられる 

◆中日4―3広島(9日・ナゴヤドーム)

 広島・会沢翼捕手(30)が死球渦に苦しむ中で、豪快な一発を放った。1点ビハインドの6回1死。福谷のスライダーを左翼席に放り込む13号ソロ。「しっかり自分のスイングでとらえることができました」。球団の捕手では1953年の門前真佐人の12号を上回るシーズン歴代最多。65年ぶりの記録更新となった。

 会沢は前日(8日)の中日戦(ナゴヤD)で8回に左膝付近に死球を受け、一度は治療のためベンチに下がった。続く代打・バティスタの右前安打では三塁まで走ったものの、ベース上でうずくまるシーンも見られた。さらにこの日も4回に左肘付近に死球。6回の守備でも亀沢のファウルが左膝を直撃する不運もあった。

 「大丈夫。問題ない」と繰り返す選手会長は、不屈の精神でグラウンドに立ち続けている。

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