【ロッテ】2000安打M4の福浦に異色のライバル出現!?

スポーツ報知
ZOZOマリンでレモンサワーの売り子を務める田中倭人さん

 ロッテ・福浦和也内野手(42)に10日、“ライバル”が出現した。ZOZOマリンで唯一の男性アルコール類販売の売り子・田中倭人(やまと)さん(20)は2000安打に残り4本に迫っているベテランの小・中・高が同じでレモンサワーの販売を担当。習志野高では野球部に所属していた後輩にあたる。

 「自分は小学校、少年野球チーム、中学、高校と偉大な先輩と同じ道を歩ませてもらって、自分の中でも追いかけてきたつもりなのでこうやって今、同じZOZOマリンスタジアムで働かせてもらっていることを誇りに思います。ぜひZOZOマリンスタジアムで2000安打を達成をしてもらいたいです」と目を輝かせる。

 母校が全て同じということもあり、語り継がれているエピソードも披露した。「中学校にはたくさんの福浦さんの“伝説”が残っています。中学校の隣は京成線の線路があり、グラウンドのちょうどライトを超えた奥になるのですが、福浦さんはそこを越える大きな打球を打っていたので、(打球が越えないように)大きなネットが出来たと聞いています。そういう話をずっと聞かされてきたので本当に憧れの存在です」

 私は今年で専門学校を卒業し、来年からは自動車関係の企業に就職します。ZOZOマリンスタジアムでの最後の年にこうやって売り子をさせてもらって、ずっと追いかけてきた偉大な先輩の偉業にスタンドとグランドでは違いますが、立ち会える可能性があるのは楽しみです」と間近に迫った背番号9の快挙達成に胸を踊らせた。

 8月25日にデビューし、現在は600杯ほどを売り上げている田中さんは先輩が見据える金字塔と同じく、「自分もなんとか今シーズンは2000杯売りたいと思っています」と意気込みを口にした。後輩が1400杯を売り上げるのが先か、先輩の大記録達成が先か。熱い火ぶたが切って落とされた。

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