【日本ハム】畑オーナー、シーズン中に異例の訓示「震災で逆境も諦めず戦って」

　日本ハムの畑佳秀オーナー（６０）が１１日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設を訪れシーズン途中では異例の訓示を行い選手を激励した。

　北海道胆振東部地震の影響で札幌Ｄ開催の１１、１２日のロッテ戦が中止となったため、１軍、２軍が鎌ケ谷に集結。室内練習場に集まった全選手に「ファイターズの方針である、最後まで諦めない姿勢で戦って頂きたい」と語りかけた。

　ナインは１４日のオリックス戦（札幌Ｄ）に向けて調整。１１日現在、政府から「２割節電」を要請されていることから、試合が開催されても従来の演出等はできない可能性もある。逆境の中でも「全国のファンの皆さんに勇気を与えてください」と奮起を求めた。２１試合を残し、３位からの逆転優勝へ。栗山英樹監督（５７）は「我々はちゃんとやることをやらないと。選手が力を出せるように可能性があることをやりつくすだけ」と前を向いた。（秦　雄太郎）