【阪神】球児緊急登板で今季2セーブ目「また明日頑張ります」

スポーツ報知
9回途中に登板し2セーブ目を挙げた藤川

◆阪神8―5中日(12日・甲子園)

 阪神の藤川球児投手(38)が3点差に迫られた9回2死一塁から登板。アルモンテにストレートの四球を与えたものの、続く高橋を空振り三振に斬って、6月16日の楽天戦(楽天生命)以来の今季2セーブ目を挙げた。日米通算227セーブ目。

 6点差で迎えた最終回。3番手・岡本が4本のヒットで3失点。3点差に迫られ、藤川が急きょマウンドに向かった。金本監督も「まさか岡本でね。不運な当たりとか内野安打2本でひやっとしましたけど。ここは球児しかいない」と送り出し、見事に期待に応えた。

 同じ「松坂世代」でしのぎを削った杉内が引退を表明。WBCでともに日の丸を背負った戦友に「僕らの世代では一番の左ピッチャー。ここから長いですし、どういう人生を進むか。次のステージでも競い合っていきたい」とエールを送りながら、俺はまだまだやれるとばかりに、力強く打者に向かっていった。緊急登板でも貫禄を示し、「また明日頑張ります」と笑顔を見せた。

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