【楽天】オコエ、昇格即先発で２安打も「喜びは少ない」

◆西武１０―５楽天（１４日・メットライフドーム）

　右太もも裏の肉離れが癒え、この日４か月ぶりに１軍に復帰した楽天・オコエ瑠偉外野手（２１）が「２番・右翼」で先発し２安打を放つ活躍を見せた。

　７回先頭の３打席目に西武先発・菊池の直球をたたきつけ、内野安打で出塁。続く島内の二ゴロで二進すると、ウィーラーの打席では初球の暴投を見逃さずに三塁へ進み、右犠飛で本塁を踏んだ。さらに９回の４打席目も右前安打。バットに足に存在感を示し、平石監督代行も「あいつが塁に出れば足も使える。どんどん生かしてもらえたら」と評価した。

　だが、試合は大敗したとあって試合後のオコエは「試合に勝てたら本当に喜べたけど、負けたので喜びは少ない」と笑顔はなかった。