【西武】雄星ズバッ12勝、山川助言で1失点

スポーツ報知
8回1失点で12勝目を挙げた菊池

◆西武10―5楽天(14日・メットライフドーム)

 菊池の投げた矢のような剛速球が、捕手の構えたミットに突き刺さった。「全ての球をうまくコントロールできた」。7点リードの5回2死。内田を真ん中低めの154キロ直球で見逃し三振に仕留めた。16チーム29人の米スカウトが見守る中、97球を投げて8回1失点。自身3連勝で12勝目を挙げた。

 同級生たちのアドバイスが雄星を後押しした。神戸遠征中の11日の夜に山川、平井、小川と91年生まれの同級生会を行った。そこで山川から打者目線で「もっと腕を振ってこられたら嫌だと思うよ。打たれるはずないと思って、自信持って投げれば」と声をかけられた。「考えすぎていたので楽になった」と雄星。その山川が初回に援護の2ランを放ち「勝たないといけない思いが強かった」。思いを球に込め腕を振った。

 次回は中5日でロッテ戦(ZOZO)に登板予定。当初、20日に先発デビュー予定だった伊藤は21日の同戦へとずれる見込み。雄星は「1番じゃないと面白くないので優勝しましょう」とお立ち台で声を張った。

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