【中日】やっと方程式完成!ロドリゲス、左腕史上最速159キロマーク

スポーツ報知
力投するロドリゲス(カメラ・石田 順平)

◆広島5―7中日(15日・マツダスタジアム)

 まさかのダークホースがAクラス争いに浮上してきた。中日だ。ここ8試合で7勝1敗の絶好調ぶりで、8月3日以来の4位に浮上した。5点リードを追いつかれながら、終盤に突き放した粘りで広島戦5連勝。森監督は「そういうこともあるんじゃない」と上機嫌に振り返った。

 その象徴が、1点リードの7回から1回0/3を3三振無失点に抑えた新助っ人・ロドリゲスだ。先頭・田中の打席でNPB左腕史上最速の159キロをマーク。西武・菊池が17年8月3日の楽天戦で記録した158キロを上回る球団史上でも最速の剛球に、駆け込み補強で7月下旬に来日したドミニカンは「日本最速? それは知らなかった。うれしいよ」と笑った。

 8回途中から祖父江、9回は新魔神・佐藤が危なげなく抑えた。指揮官は「7、8、9回に昔みたいなのがなくなった」とニヤリ。70敗のうち34の逆転負けを喫するなど、勝ちパターンの継投が確立できなかった8月上旬までの課題は、完全に克服した。打線も好調で3位・巨人に1・5差。16、17日の直接対決(東京D)で連勝すれば、半ば諦めていたCS圏の3位に浮上する。(田中 昌宏)

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