【広島】長かった…日付まだぎ1点及ばずマジック4のまま 

スポーツ報知
2回に雨が強くなり試合が中断になるが、その後試合再開に向けてグラウンド整備が始まった(カメラ・保井 秀則)

◆広島4―5阪神(20日・マツダスタジアム)

 内外野を結ぶアンツーカーに大きな水たまりができた。2回2死二塁。広島・ジョンソンが阪神・才木の前に中飛に倒れたところで、雨が激しさを増し、審判団が協議を始めた。雨天のため、午後6時開始から1時間9分遅れてプレーボールとなったゲームは、再び1時間14分の中断を挟むことになった。

 広島の先発・ジョンソンが雨でぬかるんだマウンドに苦しんだ。初回2死から大山を内野安打で出塁させると、糸井を四球で歩かせた。ここで陽川に左前適時打を浴び、先取点を奪われた。

 再開した3回から広島は2番手に中村祐をマウンドに上げた。だが4回、先頭・ナバーロに直球をバックスクリーン右に運ばれた。「積極性を失わないように自分に言い聞かせた」と助っ人は満足げに振り返った。

 中村祐は5回にも先頭・糸原に左中間への二塁打を浴びる。続く植田のバントを処理した際には一塁に痛恨の悪送球。二塁走者の生還を許した。なおも2死一塁から陽川の左中間への飛球に左翼・野間が追いつかず、適時三塁打に。4点のビハインドとなった。

 広島は5回、ようやく反撃に出る。2死から菊池が四球で歩くと、丸が右中間に適時二塁打を放った。さらに続く鈴木が左翼席に自己最多となる30号2ラン。1点差に詰め寄った。

 広島は2点ビハインドの8回にも会沢の右犠飛で1点差としたが、及ばなかった。マジックは4のまま。

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