【ロッテ】習志野高時代を担当の伊達泰司元スカウト、福浦の快挙へエール

スポーツ報知

◆ロッテ4―7西武(21日・ZOZOマリン)

 習志野高時代の福浦を担当した伊達泰司元スカウト(67)が“運命の糸”で結ばれていた獲得までの経緯を振り返り、快挙へのエールも送った。

 地元じゃなくても 福浦をドラフトで指名したのは1993年。92年に川崎から千葉マリンに移転したばかりで、当時の重光(昭夫)オーナー代行が地域密着化を進める上で「地元の選手を獲ろう」という流れがあった。2位で拓大紅陵の立川(隆史)を指名して、福浦を7位で獲った。

 習志野の試合は2度ほど見に行ったんですけど、その2度とも活躍したんですよ。打って、抑えてね。他球団も気になっていたらしく、球場に足を運んだみたいですけど、その時に限って活躍しなかったみたい(笑い)。他のスカウトたちはみんな「ダメだったなあ」と口をそろえていた。それで「これは獲れるな」と思って、獲得リストに載せた。

 福浦本人は「獲ってくれたのは千葉出身だったからでしょう」と、ずっと私に言ってましたが、そうじゃない。打撃もよかったし、見込みがあったからで、当時の木樽正明スカウト部長に「最後までリストに残してください」と、お願いした。他球団のスカウトが見に行っていた時も活躍していたら、他の球団に行ってたかもしれないなあ。

 投手で入団して、すぐに打者に転向し、ワンチャンスをものにして2000安打は目前。スカウトを辞めてもう何年にもなりますが、ここまでやってくれて担当スカウトとしては本当にうれしい限り。あと、もうひと踏ん張りです。(談)

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