【阪神】金本監督、「打てる気がしなかった」

スポーツ報知
7回無死二塁、阿部の打球の判定に抗議する金本監督(左)

◆阪神0―0巨人=延長12回規定により引き分け=(24日・甲子園)

 得点の気配が全くなかった。阪神は二塁すら踏めず、延長12回のスコアレスドロー。「打てなかったというより、相手投手が良かった。メルセデスから畠、山口。みんな絶好調だったんじゃないかな。打てる気がしなかった。つけいるスキもなかったように思う」。金本監督は自軍の貧打をかばい、相手投手を持ち上げた。

 これでメルセデスには初対決から24イニング無得点となった。指揮官は「よくカットして(ストレートが動いて)いるから。高さも良かったし、抜け球があって絞りにくいところがある」と素直に脱帽。少ないチャンスも拙攻で逃した。8回1死一塁で8番・梅野が強攻策で併殺に終わると、9回は畠に対して、無死一塁から糸原、森越が2者連続のバント失敗で甲子園の虎党からため息がもれた。

 中4日の先発・岩貞や、今季初の2イニングのドリスら投手陣が踏ん張り、何とか負けずに済んだ。3位とのゲーム差は2・5。26日からのラスト14連戦で逆転のCS進出を目指す。(島尾 浩一郎)

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