【阪神】藤川の代役に才木!逆転CSへ金本監督「真っすぐに力」期待

スポーツ報知
才木

 3位に2・5ゲーム差と崖っ縁の阪神・金本知憲監督(50)が25日、逆転CSへウルトラCを準備した。右肘痛で藤川が離脱したブルペンに先発の才木を組み入れ、先発ローテーションでは右肩のコンディションが回復したメッセンジャーを復帰即フル回転させる。

 26日のDeNA戦(甲子園)から、虎の行方を占う最後の14連戦がスタート。連戦で救援陣の登板過多も懸念される中、24日に登録を抹消された藤川の再登録が可能になるのは10月4日で、8試合は不在が確定している。その代役セットアッパーに、金本監督は「才木。真っすぐに力があって、落ちる球もある」と2年目右腕を代役に指名した。

 今季6勝を挙げている才木だが、リリーフ登板は4試合だけ。それでも、指揮官は、速球が150キロ前後を計測し、ウイニングショットのフォークが救援として有効と判断。「若い力で勢いがほしいし、彼もいい経験になる」と期待した。

 才木が抜けるローテには、エースが帰ってくる。12日に登録を抹消されていたメッセンジャーの27日のDeNA戦での先発が決定。今季6戦6勝、防御率0・84のDeNAキラー。さらに、金本監督は「2回か3回か。行けたら(3回)行ってもらいたい」と今後の登板を想定した。中5日登板を続ければ、3日の広島戦(マツダ)、シーズン最終戦の9日の巨人戦(甲子園)と残り3度の先発が可能だ。甲子園室内で練習に参加した助っ人右腕も「投げるのが仕事なので、3試合ぐらい行けたら」と大黒柱の自覚をにじませた。

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