【広島】球団史上初の3連覇! 27年ぶり本拠地V 緒方監督が歓喜の胴上げ

スポーツ報知
胴上げされる緒方監督(カメラ・石田 順平)

◆広島10-0ヤクルト(26日・マツダスタジアム)

 広島が、3年連続9度目のリーグ優勝を決めた。マジック「1」で迎えたマツダスタジアムでのヤクルト戦に勝利し、緒方孝市監督(49)が、就任4年目にして本拠地で初めて胴上げされた。

 マジック「1」から2連敗と足踏みしていたが、ようやく決めた。本拠地での優勝決定は1991年以来、27年ぶりだ。

 初回に丸のタイムリーで先制し、打者9人の猛攻で5点を先制。5回には野間の適時三塁打で加点。6回には松山も適時二塁打などで2点を追加した。7回には田中の適時打などで2点を加えダメ押しした。投げては先発・九里が8回を2安打無失点の好投。最終回は守護神・中崎が締めた。

 リーグ3連覇は球団史上初。リーグでも2012から14年に達成するなど5度ある巨人以外では初めての快挙となった。

 広島は今季も圧倒的なチーム力を見せ、4月24日に首位になってから一度もその座を明け渡さず、8月15日にマジック「32」が点灯していた。

 日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズには、最終ステージ(10月17日~)から出場し、1984年以来34年ぶりの日本一を目指す。

 【広島3連覇への足取り】

 ▼3月

 30日 初の開幕4番・鈴木の復活適時打で中日に6―3。マツダスタジアムで初の開幕戦勝利。

 ▼4月

 1日 88年以来の本拠地開幕3連勝

 3日 敵地のヤクルト戦に6―3で勝ち、25年ぶりの開幕4連勝

 4日 高橋昂がプロ初登板も5失点。鈴木は下半身の張りで登録抹消

 6日 DeNAに7―3。開幕7試合連続5点以上のセ・リーグタイ記録

 11日 阪神・高橋遥にプロ初勝利を献上。4連敗で首位から陥落

 19日 下水流の適時打で初サヨナラ勝ち。全員出場で5連勝

 22日 中日戦で同一カード3連敗

 23日 OBの衣笠祥雄氏が上行結腸がんで死去

 24日 衣笠氏への弔い勝利で首位再浮上

 28日 衣笠氏を追悼する阪神3連戦の初戦。24日からスタメン復帰した鈴木の1号満塁弾で大勝

 29日 丸が右太もも裏の筋挫傷で登録抹消。13年5月からの連続試合出場が700でストップ

 ▼5月

 4日 ヤクルト戦で初完封負け

 5日 大瀬良の3年ぶり完投で20勝一番乗り

 11日 開幕直前に左ふくらはぎを痛めた新井が復帰。菊池、バティスタの2度の2者連続弾(球団初)で阪神に大勝

 12日 大瀬良が7回1失点&先制打で5勝目。貯金10

 16日 6年ぶりの中日戦5連敗

 19日 野間がヤクルト戦で人生初の満塁弾

 20日 育成選手のフランスアを支配下登録

 23日 新井がプロ入りから20年連続本塁打。球団最年長記録を更新

 30日 西武戦で球団初の延長3点差逆転勝ち

 31日 薮田が西武戦で球団ワーストタイの1イニング10失点

 ▼6月

 6日 野間の人生初サヨナラ打で日本ハムに逆転勝ち。30勝一番乗り

 8日 丸が1000試合出場に花を添える先制二塁打&7号ソロ

 14日 オリックス戦でカード3連敗

 18日 日本ハムに敗れて交流戦は7勝11敗の10位。18試合制ではワーストタイの計104失点

 22日 大瀬良が阪神戦で12球団10勝一番乗り

 26日 球団初の3試合連続2ケタ得点。ヘルウェグ獲得も発表

 27日 主催33試合目で球団史上最速の観客100万人動員

 28日 高橋昂が巨人戦でプロ初勝利。チームはリーグ戦再開後6連勝

 30日 丸がDeNA戦で通算1000安打

 ▼7月

 4日 ジョンソンがバリントンに並ぶ球団外国人最多の40勝目

 6日 西日本一帯で大規模な豪雨災害が発生

 7日 田中が巨人戦で、史上8人目の500試合連続フルイニング出場

 8日 豪雨災害を受け、9~11日の阪神3連戦(マツダ)中止を決定

 16日 後半戦白星発進。中7日のブランクも14安打で中日に快勝

 20日 豪雨災害後初の本拠地試合。下水流が延長10回逆転サヨナラ2ラン

 22日 永川が1イニング無失点で2年ぶりの白星を挙げ、巨人を3タテ

 26日 阪神戦で3年連続の50勝一番乗り

 27日 DeNA戦で球団史上4度目の満塁弾2発(バティスタ、田中)

 ▼8月

 4日 DeNA戦で緒方監督が通算300勝。521試合目の到達は球団最速で歴代7位

 8日 中崎が中日戦で球団史上4人目の通算100セーブ

 15日 60勝一番乗りでマジック32点灯。会沢は球団捕手初となる2度目の2ケタ本塁打

 17日 DeNAに逆転負け。マジック消滅

 18日 大瀬良の13勝目でマジック30再点灯

 23日 ヤクルト戦で0―7から逆転サヨナラ勝ち。7点差逆転は8点差をはね返した04年以来

 26日 丸が中日戦で30号。球団の日本人では05年の新井、前田以来

 29日 新井が巨人戦で球団最年長記録を更新する41歳6か月での猛打賞

 30日 フランスアが2リーグ分立後の日本記録に並ぶ月間18試合登板

 ▼9月

 1日 大瀬良がヤクルト戦で15勝目を挙げ、3年連続の70勝一番乗り

 4日 阪神にサヨナラ勝ちで今季最多7連勝

 5日 新井が引退表明

 8日 新井が引退表明後初スタメン。犠飛で通算1300打点を記録

 11日 3年ぶりの6連敗。ジョンソンは球団助っ人最多の連勝が8で止まる

 12日 丸、鈴木、松山の3者連続適時打でDeNAに勝利し連敗ストップ

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