広島・緒方監督の妻・かな子夫人、胴上げシーン予告していた 1月出版の絵本「ぼくのヒーロー」で

スポーツ報知
緒方かな子夫人が描いた緒方監督胴上げのイラスト

 3年連続でセ・リーグの頂点に立った広島の緒方孝市監督(49)の妻でタレントの緒方かな子(45)が26日、スタンドで優勝を見届け、歓喜の声を上げた。特技の絵画の腕を生かし、今年1月にチームを応援するための絵本「ぼくのヒーロー」(ザメディアジョン)を制作。イラストには胴上げの絵もあった。

 かな子夫人はマジック2で迎えた23日から4日連続で観戦し、この日は次女の祐希奈さんと優勝の瞬間を見届けた。かな子夫人は「豪雨災害で被害に遭われた方たちのためにも勝ってもらいたかった。本当におめでとう」。スポーツ報知にコメントを寄せた。

 「ぼくの―」は、どんな時でもあきらめずに戦うヒーローの姿としてカープを描いたもの。「広島東洋カープを愛し応援する全ての方に贈る一冊」として、今年1月に発売され、文章を長女の佑奈さん、絵をかな子夫人が担当した。

 かな子夫人は1998年に二科展で自作の絵が初入選。その後も90年以上の歴史を誇る「白日会展」に何度も入選しており、13年には都内で初の個展を開催するほどの腕前。緒方監督は今年2月、宮崎・日南キャンプで地元の小学生から「絵本のように頑張ります!」とあいさつされると、その日のうちに出版社へ300冊を注文。後日、キャンプ地へ寄付したという。

 緒方監督は、休日でも自室やリビングで自軍や対戦相手の映像チェックに没頭する仕事人間で、かな子夫人は「この人、いつ寝るのかなって思ってます」と笑う。真面目な夫を気遣い、シーズン中は首位を独走していても優勝を意識させるような話題は封印。「『マジックが1ケタになるまでは言っちゃダメよ』みたいな。そんな空気がうちにはありましたね」と振り返った。

 そんな緒方監督にとって唯一の癒やしは、16年6月からともに暮らすフレンチブルドッグの優勝(ゆうしょう)くんだ。最近は、かな子夫人や佑奈さんらが携帯アプリで画像を加工し、愛犬がしゃべっているようなLINEを届けるのが緒方家のブーム。「パパ、頑張れ~!」と勝負どころでメッセージを送ると、チームは負け知らず。今後のCS、そしてその先の日本シリーズに向けて、メッセージを送る回数が増えそうだ。

 ◆緒方 かな子(おがた・かなこ)1973年3月4日、広島市生まれ。45歳。90年に「中條かな子」の名前で芸能界入りし、91年からアイドルグループ「桜っ子クラブ」のメンバーとして活動。グラビアアイドルとして「学園祭の女王」の異名を取る。96年に緒方孝市外野手(当時)と結婚。広島を中心にタレント活動を続ける。97年に長女、99年に次女、2006年に長男を出産。現在は広島テレビ「テレビ派」の火曜コメンテーターを担当。趣味は絵を描くこと、華道。身長162センチ、血液型AB。

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