【阪神】逆転負け…3位DeNAに3・5差

スポーツ報知
阪神・金本監督

◆阪神3―4DeNA(27日・甲子園)

 信頼が1試合で揺らぐことはない。金本監督は、1点ずつを与え、逆転負けを許した能見と桑原を気遣った。「疲れもたまってきているだろうし、あとひと踏ん張りしてほしいですね…」。14連戦の初戦を落とし、3位DeNAとのゲーム差は3・5。勝利への計算は終盤に狂った。

 セットアッパーの藤川が右肘痛で離脱し、新たに先発要員の才木を配置転換したブルペン。1点差で逃げ切りを図る7回に能見が同点打を浴び、8回は桑原が勝ち越し弾に沈んだ。ともに勝ちパターンでフル回転を続け、防御率も2点台をキープ。責めることはできないが、相手のソトに18試合で10本塁打とやられ放題なのは、配球面も含めてチームとして反省材料だ。

 この日は大胆に打線を組み替え、2番の大山が“ランニング2ラン”を放った。計3盗塁で揺さぶり、6番に上がった梅野も2安打1打点で起用に応えた。28日からは名古屋へ移動し、1・5差に迫られた最下位・中日と3連戦。金本監督は「あした、全力で勝ちにいくだけです」と切り替えに躍起だ。Aクラスが遠のき、借金も今季ワーストの12。CS進出へ、剣が峰に立たされた。

(長田 亨)

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