【広島】野村、CSへ不安6回途中7失点「粘りきれなかった」

スポーツ報知
6回途中7失点でガックリとマウンドを降りる野村

◆広島3―9ヤクルト(27日・マツダスタジアム)

 短期決戦なら致命傷の被弾だった。1点リードの5回。簡単に2死を取りながら、野村は山田、バレンティンに連続ヒットを許し、続く雄平に初球カットボールを右中間スタンドに運ばれた。逆転の10号3ランを浴びた上、6回にも追加点を奪われ、5回1/3を11安打7失点で5敗目を喫した。

 「今日は走者の出し方も良くなかったし、走者を出してからも粘りきれなかった」と肩を落とした。8月31日のヤクルト戦(神宮)でも7回5失点。CSファイナルで戦う可能性のある相手に、対戦防御率は8・76まではね上がった。

 緒方監督は大瀬良、ジョンソンに次ぐローテ右腕の背信に「修正できなくて、悪い方にいってしまった」。球団初の3連覇の美酒に酔った翌日の大量失点。投手陣の不安を解消できなければ、DeNAに敗れた昨年のCS最終ステージの二の舞いを演じる不安がぬぐい去れない。(表 洋介)

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