【楽天】30日オリックス戦の先発に16年ドラフト最下位指名の西口抜てき

スポーツ報知
楽天・西口

 楽天は30日のオリックス戦(楽天生命)の先発に16年ドラフト10位・西口直人投手(21)を抜てきした。プロ2年目の右腕はプロ初登板、初先発となる。

 最下位指名の“隠し球”が、デビューする。田中(創価大―ソフトバンク)、京田(日大―中日)、吉川尚(中京学院大―巨人)らが指名された16年のドラフトで、12球団87人の中で最後に名前を呼ばれた。今季はファームで7試合に登板して4勝1敗、防御率1・80。しっかり結果を残して1軍の切符をつかんだ。初の大舞台へこの日はキャッチボールなどで最終調整。「細かいコントロールではなくて、しっかり(ストライク)ゾーンで思い切って勝負したい」と意気込んだ。

 大阪・山本高3年の夏は初戦敗退。卒業後は大学や社会人ではなく、かつて元日本ハムの建山、元阪神の藤本らを輩出した甲賀健康医療専門学校に進学。球界では珍しい専門学校からのプロ入りを果たした異色の経歴を持っている。

 ◆西口 直人(にしぐち・なおと)1996年11月14日、大阪・八尾市生まれ。21歳。小学2年から八尾ドラゴンズで軟式野球を始め、小4から投手一筋。中学からは硬式のヤングリーグ・八尾柏原ツインズでプレー。山本高での最高成績は3年春の大阪府大会4回戦。甲賀健康医療専門学校に進学し、16年ドラフト10位で楽天入り。最速は152キロで持ち球はカーブ、チェンジアップ、スライダー。推定年俸600万円。背番号「62」。183センチ、83キロ。右投右打。

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