【日本ハム】清宮、2戦連続安打もけん制死「自分のせい」勝ち越し機逃す

スポーツ報知
10回1死一塁でけん制アウトになった清宮(左は楽天・内田)

◆楽天2x―1日本ハム=延長10回=(29日・楽天生命パーク)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が29日、楽天戦(楽天生命)に「7番・一塁」で先発出場。延長10回に右前安打を放って2試合連続安打としたが、楽天先発・則本には3打数無安打2三振。延長10回には走塁でけん制死を喫するなど、課題も見えた。

 超一流のレベルを肌で味わった。清宮は則本に対し、2回の第1打席で一ゴロに倒れると、4、6回の打席はそれぞれ低めの変化球で空振り三振に倒れた。「『打った』と思っても、バットの先に当たってファウルになった。捉えきれなかった」。ここまで7本塁打の怪物も、球界を代表する右腕の投球に舌を巻いた。

 打撃以外でも課題を残した。10回1死から右前安打を放って出塁したが、次打者・鶴岡の打席でけん制球に逆を付かれて走塁死。勝ち越しの好機を逸するミスを「自分のせい」と悔やんだ。だが、守備では2試合連続で一塁に就き、ダイビングキャッチなどの好守もあった。「まだ満足できるものではない」。首を横に振ったが、成長も示した。

 栗山監督は「いろいろなことを学びながら、前に進んでくれればいい」と期待。シーズンは残り7試合。清宮は「必死にやるだけ」と前を向いた。(小島 和之)

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