【西武】今井、血染めの熱投も痛恨被弾「1球の重さを思い知った」

スポーツ報知
6回2失点で敗戦投手となった今井。ユニホームには負傷した親指の血がついていた

◆西武1―3ソフトバンク(29日・メットライフドーム)

 優勝へマジック1としていた西武はソフトバンクに敗れ、10年ぶりの優勝決定は持ち越しとなった。本拠地メットライフDでのレギュラーシーズンの試合はこの日が最終戦。1998年以来、20年ぶりの本拠地胴上げはならなかった。30日に西武が日本ハム戦(札幌D)に勝つか引き分け、敗れたとしてもソフトバンクがロッテに負けるか引き分ければ西武の優勝が決まる。

 今井の血染めの熱投もV決定に至らなかった。高卒2年目右腕はスライダーを投げる際に右手親指の爪付近から出血し、3回途中にベンチで止血。「たまにあって、血が止まらなくなる。投げることに問題ない」。しかし4回、松田に逆転2ランを被弾。「1球の重さを思い知った。待っているところにスライダーがいった」。6回4安打2失点。辻監督は「いい財産になる。CS、日本シリーズはもっとしびれる」と今後に期待した。

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