【西武】辻監督が8度舞う「選手が助けてくれた」就任2年目でリーグV…引退する松井稼頭央も胴上げ

スポーツ報知
10年ぶりの優勝を決め胴上げされる辻監督(カメラ・池内 雅彦)

◆日本ハム4―1西武(30日・札幌ドーム)

 西武が10年ぶり22度目のパ・リーグ優勝を決めた。

 試合は先発のウルフが5回途中4失点。自慢の打線も日本ハム投手陣の前に1点を挙げるのがやっとで、試合には敗れたものの2位・ソフトバンクがロッテに敗れ、試合終了を待たずにリーグ制覇を決めた。就任2年目の辻発彦監督(59)は、札幌ドームで8度宙を舞い。今季限りで現役引退する松井稼頭央外野手(42)も胴上げされた。

 辻監督が率いた「獅子おどし打線」は球団新の総得点771をマーク。防御率、失点ともリーグワーストながら打ち勝つチームを作り上げた。優勝監督インタビューで「この日がいつ来るかと(試合に)臨んでいましたけど、選手が本当に助けてくれました。本当にうれしかったです」と選手をねぎらった。

 指揮官は父・廣利(ひろとし)さん(享年86)と1軍投手コーチだった森慎二さん(享年42)を失う悲しみを乗り越えリーグV。西武は10年ぶり日本一を目指し、17日からクライマックスシリーズ(CS)最終ステージに臨む。

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