【日本ハム】石井裕也、涙の引退セレモニー 元同僚の福留、谷繁らからメッセージ

スポーツ報知
引退セレモニーで栗山監督、ナインからねぎらいの拍手を受ける石井裕(中)

◆日本ハム4―1西武(30日・札幌ドーム)

 今季限りで現役を引退する日本ハムの石井裕也投手(37)が30日、西武戦の試合後に引退セレモニーを行った。

 感情を抑えきれず涙をぬぐった。「泣かないと思ったけど、目がうるうるしちゃった」と石井裕。セレモニーは中日時代の先輩の谷繁元信氏、現阪神の福留外野手らからビデオメッセージが贈られた。また中島、ともにブルペンを支えてきた宮西、三菱重工横浜時代からの同期・鶴岡、さらには妻と1男1女から花束を渡され涙をこらえ切れなかった。「14年間野球ができたことが幸せでした。うれしく思います」。自身の引退記念Tシャツを着たナインによる胴上げで4度宙を舞った。

 スピーチではチーム、ファン、両親、家族に感謝を伝えた。「今日のために横浜から来てくれた親友と家族、特に母には感謝の気持ちでいっぱいです。難聴というハンデを持って生まれてきた僕を周りの子と同じように育ててくれて、たくさんの愛情を注いでくれて、一番のファンでいてくれたお母さん、ありがとう。そして調子が良いときも悪いときも変わらず明るく接してくれた妻と子どもたち、ありがとう。そして僕を信頼して使ってくれた栗山監督、いろいろなことを教えてくれたコーチの方、チームメイト、裏方さん、トレーナー、そしてサポートしてくれた球団関係者の皆様。この場を借りてお礼申し上げます。14年間、ずっと幸せでした。本当にありがとうございました」と締めくくり、14年の現役生活の幕を引いた。

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