【中日】若松が戦力外…15年に10勝の技巧派右腕 10年目の谷も

スポーツ報知
戦力外通告を受けた中日の若松と谷(右)

 各球団による戦力外の第1次通告期間が1日、始まり、中日は支配下選手では若松駿太投手(23)と、谷哲也内野手(33)の2選手に戦力外通告を行った。

 若松は福岡・祐誠高から2012年ドラフト7位で中日入り。チェンジアップを武器に15年はプロ初勝利を含む10勝を挙げた技巧派右腕だが、今季は1軍で登板機会がなく、ウエスタン・リーグでも5試合の登板に終わり、5月以降は登板ゼロだった。

 若松は「(通告は)ショックでしたけど、まずはチームに貢献できなかったことが申し訳なかった」とポツリ。「何らかの形で野球を続けたい」と12球団合同トライアウト受験を視野に、現役続行を希望した。

 谷は鳴門工(現鳴門渦潮高)から日立製作所を経て07年大学・社会人ドラフト3巡目で中日入り。14年にキャリアハイの59試合に出場するなど、内野の貴重なスーパーサブとして存在感を見せたが、今季は3試合の出場に終わった。

 谷は「印象に残っているのは初打点(14年6月22日のロッテ戦での適時打)。自分としてはやり切った感じ。違う球団(で現役続行)ということはありません。野球は終わり」と、すがすがしい表情で話し、プロ生活10年間の完全燃焼を強調した。

 また、育成契約選手では、4年目(育成1年目)の山本雅士(23)、3年目の吉田嵩(22)、3年目の西浜幹紘(25)の3投手が戦力外通告を受けた。山本雅、吉田は独立リーグや社会人も含めて現役続行を希望。西浜は、高校か大学の指導者を目指す。

 第1次通告期間はCS開幕前日の12日までで、第2次はCS全日程終了翌日から原則として日本シリーズ終了翌日まで。

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