【ロッテ】涌井、節目の130勝到達「次は150勝。どんどん積み重ねていく」

スポーツ報知

◆ソフトバンク1―6ロッテ(1日・ヤフオクドーム)

 ロッテ・涌井秀章投手(32)が8回6安打1失点の好投。9回は内が締め、エースが通算130勝目を挙げた。

 序盤は粘りの投球だった。初回から4回までは毎回先頭打者を出したが、後続を確実に断った。「最初は全然ダメで、ランナーを出してからよくなっての繰り返しだった。徐々に修正できた」

 中盤以降は尻上がりにペースアップしていった。フォームのバランスがよくなったことで制球も安定。打者29人に対して3ボールは3回だけだった。

 7回には最速150キロをマークするなど直球の威力も抜群。打者がボールの下を振る場面が目立った。完封が見え始めた8回先頭の代打・福田に106球目を右翼席に運ばれたが失点はこの一発のみ。好リードした女房役の田村は「真っすぐがよかった。ドームなのに球がホップしていた。良い時の直球だった」と分析した。

 井口監督は「今日はリズムよく投げてくれた。テンポがいいと打線も活気づく」と称賛。打線が初回に井上の先制打で幸先よくスタートすると、鈴木の2年ぶりの1試合2本塁打、岡の2戦連発となる3号ソロなどで着実に加点した。

 援護を受けた右腕は節目の白星に「ペース的に早いか遅いかはわからないけど、次は150勝。どんどん積み重ねていけたら」と頬を緩めた。

 この日の9イニングで今季の投球回は151回2/3となり、通算11度目の規定投球回に到達。「まだまだ球のスピードも求めていかないといけない。やることはまだまだある。これからもっともっと上を目指していけたら」と、さらなる成長を誓った。

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