【DeNA】ソト、キングに並んだ38号!再び巨人抜き3位浮上

スポーツ報知
セ本塁打争い推移

◆阪神0―10DeNA(1日・甲子園)

 DeNAが阪神に大勝し、巨人を抜いて3位に浮上した。5回はソト、ロペスの助っ人が2者連続アーチを放つなど一挙4得点。15安打で10得点を挙げた。ソトはチームメートの筒香、広島・丸に並ぶ38号で、本塁打争いでリーグトップに並ぶ活躍だ。先発した浜口も7回無失点と好投するなど、わずか1安打の完封リレーだった。

 してやったりの表情でダイヤモンドを回った。ソトがまたしても阪神戦でアーチを放った。リードを2点に広げた5回2死二塁。岩貞の初球・チェンジアップをとらえバックスクリーン右へ運んだ。

 36試合の欠場がありながら後半戦の大爆発でついにリーグトップの筒香、丸に並ぶ38号。「一塁が空いていたので変化球で来ると思って狙った。2人とも長く活躍している素晴らしい選手。チームの勝ちだけを意識しているけど、1年目でこんなに打てるとは思っていなかったのでうれしいね」と素直に喜んだ。

 虎キラーとしての記録も打ち立てた。この日で阪神戦は11発目。1999年のローズを抜いてシーズン球団史上最多だ。敵地で8戦5発の理由について「甲子園は広くて本塁打が出にくい球場。その方が意識せずに思い切り振れる。感覚的にはいいのかな」と、あえて一発を狙うよりもリラックスした状態で打席に入れるからこそだと説明した。

 ソトの中押し弾にロペスが連弾で続き8回にもダメ押しの5点。8月12日以来の2ケタ得点で快勝し、巨人を抜き再び3位に浮上した。球団では03年のウッズ以来となる来日1年目のホームランキングも見えてきたソトについて、ラミレス監督は「彼のおかげでこの位置にいると言っても過言ではない」と最大級の賛辞を贈った。巨人が残り2試合とも勝っても、残り6試合のDeNAは4勝すればCS進出が決まる。うち2試合は甲子園での阪神戦だ。ソトのバットが、日本一へと続く舞台への出場権をたぐり寄せる。(岸 慎也)

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