【日本ハム】中田の先制打もリーグV西武にソロ2発で逆転負け

スポーツ報知
4回無死二塁、先制の中前適時打を放った日本ハム・中田

◆日本ハム1―2西武(1日・札幌ドーム)

 日本ハムの中田翔内野手(29)が1日の西武戦に「4番・指名打者」で先発出場。4回無死二塁、第2打席に中前適時打で先取点を生み出した。試合は西武に2本のソロ本塁打を浴び1―2の逆転負け。対西武戦10勝13敗で、今季の負け越しが決定した。ソフトバンクが敗れたため2位とは5ゲーム差のままだが、2日の試合次第で2位浮上の可能性も消滅する。

 勝利に沸く西武ナインを、苦い表情で見つめた。4回無死二塁の好機。中田は2ボールからの3球目、外角の142キロを中前へ飛ばした。「2ボールだったから積極的に行こうと思っていた。真っすぐをうまくはじき返せた」。2試合ぶりの安打で、前夜優勝を決めた西武から1点をもぎとった。

 主砲の一打で奪った虎の子の1点を、守りきれなかった。西武の先発・多和田には今季0勝3敗。一度も土を付けられなかった最多勝最有力右腕からの初勝利はすぐそこ…、だったはずが、一発攻勢でまくられた。

 つなげてきたCS本拠地開催も土俵際に追い込まれた。「ここまで来たら(西武に)嫌な印象(を与える)も何もない。勝つしかない」。先のことより、何より負けたくない。主将が必死の思いを、バットにこめる。(秦 雄太郎)

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