【日本ハム】松本、自身初の先頭打者初球本塁打で3位確定「良かった」

スポーツ報知
先頭打者弾の松本(左)はベンチの出迎えに笑顔でハイタッチ

◆日本ハム2―3西武(2日・札幌ドーム)

 日本ハムの松本剛外野手(25)が2日の西武戦(札幌D)に「1番・左翼」で先発出場。初回に今季1号となる自身初の先頭打者初球本塁打を放った。2017年9月28日の楽天戦(札幌D)以来、約1年ぶりのアーチだったが、7回の守備で打球が顔面を直撃。7回裏の第4打席で代打を送られて途中交代し、病院に向かった。試合は2試合連続の逆転負け。4試合を残し、最終順位が3位と確定した。

 松本が目を覚ました。先発・榎田の第1球。低めの135キロの直球を大胆にすくいあげた。鳴り始めたばかりの応援歌が、すぐに大歓声へ変わる。「先頭打者として塁に出たい気持ちがあったので、初球から積極的に打ちに行こうと思っていました。結果的にホームランになってくれたので良かった」。今季初の1番起用に応え、左翼席へ放った先頭打者弾に、さわやかな笑顔がはじけた。

 苦しんだ1年だった。17年は2番に定着し、115試合に出場。プロ6年目で初の規定打席に到達し、打率2割7部4厘をマークした。さらなる飛躍を期待された今季。開幕から不振に苦しみ、ファームと札幌を往復する日々。2番に求められるチームバッティングを考えすぎるあまり、持ち味の思い切りのいい打撃が影を潜めていた。

7回に負傷 ベンチでは栗山英樹監督(57)も満面の笑みで出迎えた。「器用なことできるのは良さなんだけど、剛は元々、スラッガー。らしさが初めて出た。いいもの見せてくれたな」と喜んだ。

 だが、7回の左翼守備で打球が顔面を直撃し、途中交代。試合後は病院に向かった。検査結果は3日以降になる予定。CSへ向け復調の兆しを見せた松本が離脱すれば、チームにとって大痛手になる。(秦 雄太郎)

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