【日本ハム】西川、今季初の1試合3盗塁 40盗塁で盗塁王奪取へ

スポーツ報知
6回2死一、三塁で一塁走者の西川(下)がこの日3つ目の盗塁に成功

◆日本ハム3―7西武(3日・札幌ドーム)

 日本ハムの西川遥輝外野手(26)が、3日の西武戦に「2番・中堅」で先発出場。6回の第4打席にこの日3個目の盗塁を決め、今季初の1日3盗塁を達成。今季41盗塁とし、自身3度目の「シーズン40盗塁」に到達した。試合前、38盗塁で並んでいたロッテ・中村を引き離し、2年連続3度目の盗塁王獲得へ前進した。

 走って、走って、走った。6回の第4打席。右前打で出塁した西川は、初球からスタートを切った。既に2盗塁を許した西武バッテリー。最高レベルの警戒網をくぐり抜け、二塁にヘッドスライディングを決めた。

 今季の盗塁失敗はわずか3度。2位・中村が14度の失敗を重ねていることを考えれば、西川の盗塁成功率9割3割2厘は圧巻の記録だ。6月1日の中日戦(札幌D)で通算200盗塁を決めた際、「野球人生で500盗塁できるように」と語った韋駄天(いだてん)に、失敗の2文字はない。

 パ・リーグ優勝の西武相手に3連敗。栗山英樹監督(57)は「勝つために、遥輝は一生懸命走ってくれている」と背番号7に頭を下げた。残り試合は日本ハムが3、ロッテが8。不利な立場ではあるが、タイトル候補最有力なのは間違いない。14年の自己最多43盗塁の更新も視野に入っている。西川は勝利のために、今日も走る。(秦 雄太郎)

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