【DeNA】バースデーに4位転落 ラミレス監督「打たないと勝てない」

スポーツ報知
ヤクルトに敗れ引き揚げるラミレス監督(カメラ・清水 武)

◆ヤクルト2―1DeNA(3日・神宮)

 44歳のバースデーに、まるでハッピーではない黒星。巨人と同率3位から0・5差の4位に後退したラミレス監督は「チャンスは作ったが、そこで1本が出なかった」と、相手を上回る8安打を重ねながら1点止まりの決定力不足を嘆いた。

 バースデー勝利とAクラス確保へ、指揮官はこの日も積極的に動いた。初回に先発の京山が2点を失うと、「次の回を切り抜けるのは難しい」と、2回から笠井へ継投。バリオス、三上、パットンとつぎ込んだリリーフ陣は、2回以降を無安打と完璧な働きをみせた。

 しかし、8人のリリーフ要員をブルペンに置き、控え野手は前日の死球でスタメンを外れた大和を含めて7人という変則的な布陣が、反撃に微妙な影を落とした。2回には京山、4回には笠井をそのまま打席に立たせてから交代。代打陣を後半まで温存したが、得点は8回に乙坂の犠飛で挙げた1点に終わった。

 残り4戦。巨人が2戦2勝した場合、逆転Aクラスには全勝か3勝1分け、さらには雨天による「3勝1未消化」というミラクルが必要となる。ラミちゃんは「まだ終わったわけではない。次の試合に向けて準備をするだけ。打たないと勝てない」と、打線に最後の奮起を促した。(星野 和明)

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