【日本ハム】3年目姫野 プロ初打席は併殺打も「初球から行こうと決めていた」
スポーツ報知

◆西武7―3日本ハム(3日・札幌ドーム)
日本ハムのプロ3年目・姫野優也外野手(21)が西武戦でプロ初出場。8回表の守備から右翼の守備に入った。9回のプロ初打席は無死満塁の絶好機で遊ゴロ併殺打に終わったが、1軍での初プレーに笑顔を見せた。
笑っていた。「ちくしょーっ!」。自軍ベンチに戻る姫野は、充実感と悔しさの2つの感情が交ざって、自然と笑みが浮かんでいた。
「持ってるなって」。プロ3年目でつかんだ1軍初打席は、極上の場面でやってきた。9回裏無死満塁。「初球から行こうと決めていた」。右打席に入ったスイッチヒッターは内角140キロの直球を迷わず振り切った。
結果は、最悪の遊ゴロゲッツーだった。三塁走者は生還したものの、プロ初打点もお預けになった。それでも、21歳の若武者は「悔いはない。楽しかったです。打てたら良かったですけど。やっぱり初球(打ちに)行けたのは良かった」と充実感を漂わせた。
プロ入り後、スイッチヒッターに転向した。遠投130メートルの強肩も魅力だ。「守備は本当に緊張した。地面に足が付いてないというか。ふわふわしてた」。1軍の舞台を経験した初々しい21歳は、まだまだ伸び盛り。栗山監督は「若い人たちがきらきらしてくれるのは重要なこと」と今後の成長に期待した。