【日本ハム】2点二塁打の杉谷 さんまの“いじり”で「リラックスして打席に」
スポーツ報知

◆西武7―3日本ハム(3日・札幌ドーム)
日本ハムの杉谷が2回の第2打席で一時逆転となる中越えの2点適時二塁打を放った。試合前に日本ハムの「ファンクラブ名誉師匠」を務めるお笑いタレントの明石家さんま(63)から、公開いじりを受けた日本ハムの元気印。「試合前にあんなことすると思わなかった。リラックスして打席に入れました」と振り返った。
大御所のキラーパスを完璧に決めた。久々の先発出場に気合が入った杉谷。試合開始前、木田GM補佐を絶妙な掛け合いをするさんまを横目に、三塁ベンチ前で黙々と素振りをしていた時だった。「もう1番のバッターがあそこにいてるんか」。大御所の視線が球界屈指のエンターテイナーを捉えた。
木田GM補佐から「あれは、たださんまさんに見てもらいたいちょこちょこ前に出てくる杉谷ってやつです」と説明を受けたさんまは「杉谷っていうのか」と興味津々。場内はつっこみに合わせ、周囲がジャンプするダチョウ倶楽部のネタの流れ。「勝手にバットをふるなっちゅーねん!」。大御所からのつっこみに、バットを持った杉谷も即座に反応。スイングの構えから、ぴょこんと跳びはね、札幌Dの大爆笑を誘った。
「久しぶりの試合だと思って。1番だったので素振りしてたら、たまたま」と杉谷は苦笑い。試合では、3打数1安打4出塁とCSに向けてアピールした。下克上を目指すポストシーズンに向け、「状態はここ最近良かった。(CSは)一発勝負の緊張感がある。出た際にはエネルギッシュなプレーを見せていけたら」とチームへの貢献を誓った。