【オリックス】西村徳文新監督、近日中誕生へ! 10年ロッテで「史上最大の下克上」

2018年10月5日3時50分  スポーツ報知
  • 来季から監督に昇格する西村ヘッドコーチ。ベンチからグラウンドへ鋭い視線を送る(手前は福良監督=カメラ・石田 順平)
  • 2010年にはロッテを率いて下克上日本一に輝いた

 オリックスの来季監督に、西村徳文ヘッドコーチ(58)が就任することが4日、分かった。15年6月の代行就任から4年弱指揮を執った福良淳一監督(58)は、続投要請を断って辞任。球団は、2010年に監督としてロッテを3位から日本一に導いた西村ヘッドの経験と実績、さらにオリックスで3年間参謀を務めた手腕を評価し、4年連続Bクラスの低迷からの脱却を託す。シーズン終了後にも正式発表され、西村オリックスが誕生する。

 2010年に「史上最大の下克上」を成し遂げた西村ヘッドコーチが、来季からオリックス再建の陣頭指揮を執る。現役時代はロッテで俊足巧打の野手として活躍。引退後の98年からロッテのコーチを務め、10年に監督に就任した。就任1年目にして、史上初となる3位からの日本シリーズ制覇を達成。16年からはオリックスのヘッドコーチを務め、現役時代から親交があった同郷・宮崎出身の福良監督を参謀として支えてきた。

 球団は以前から、その統率力と手腕を評価。首脳陣間や選手への橋渡し役として円滑な関係を築くことにたけ、シーズン中に打撃面でアドバイスを続けたドラフト3位の福田がレギュラーに定着するなど、的確な指導力も備える。球団が求める監督像にも合致していることから、来季の監督を託す方向で決定した。

 新監督像について、湊球団社長は「福良監督がやってきたことをしっかりと受け継いでくれる人」と説明。球団幹部は「オリックス、パ・リーグを理解している人」と条件を挙げていた。12年の監督退任までロッテ一筋だった西村ヘッドだが、オリックスにもすでに3年在籍してチーム事情を把握。球団は一時外部からの招へいも検討していたが、現役時代からパ・リーグ一筋でライバル球団の戦力事情にも精通している西村ヘッドが適任という判断となった。

 球団は今季限りで辞任する福良監督に対し、フロント入りを要請。西村監督の誕生により、現体制の基本方針を継続・発展させることが可能になることも、内部昇格の決め手の一つとなった。シーズン終了後にも正式発表され、西村新監督は組閣作業にも本格的に着手していく。

 今季のオリックスは6月下旬に首位と3・5ゲーム差の3位にまで迫ったものの、後半戦に入って失速し、9月14日にV逸、同25日にBクラスが決定。Aクラスは14年が最後で、優勝は96年の日本一を最後に12球団最長の22年間も遠ざかっている。下克上を知る西村ヘッドに、4年連続Bクラス脱却、そしておよそ四半世紀ぶりの覇権奪回が託された。

 ◆西村 徳文(にしむら・のりふみ)1960年1月9日、宮崎県生まれ。58歳。福島高から鹿児島鉄道管理局を経て、81年ドラフト5位でロッテに入団。86年から4年連続盗塁王。90年、リーグ初の両打ちでの首位打者。ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を二塁手(85年)、外野手(90年)で1度ずつ受賞する。97年に現役引退。通算1433試合で1298安打、33本塁打、326打点、363盗塁、打率2割7分2厘。ロッテでのコーチを経て、監督就任1年目の2010年に史上初めてシーズン3位から日本一を達成した。12年限りで退団し、16年からオリックスヘッドコーチ。

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