【阪神】FA補強はオリックス・西獲得に絞る…ビシエドら実績ある助っ人も注視

スポーツ報知
オリックスの西

 阪神はヤクルトに1―2で敗れ、2年ぶりのBクラスが確定した。昨オフに3年契約を結んだ金本知憲監督(50)の続投は決定事項だが、球団は来季に向け、首脳陣の改造と戦力補強に着手。フリーエージェント(FA)戦線ではオリックス・西勇輝投手(27)の獲得に全力を注ぐことが分かった。

 FA選手の補強については西武・浅村栄斗内野手(27)ら野手を見送り、オリックス・西に一本化する。慢性的な貧打がCS進出を逃す要因にもなったが、来季は大山ら若手野手の奮起と成長に期待。今オフは、すでに権利行使の意思を固めている右腕の獲得に全力を注ぐ。

 西は今季、自身2年ぶり5度目の2ケタ勝利を達成。プロ10年目で通算74勝を挙げている。阪神の先発陣は、大黒柱のメッセンジャーが来季で38歳。日本人は岩貞、小野の7勝が最高だった。球団では年齢的にも若い西を、長くエース格でフル回転できると評価。オリックスを含めた他球団との争奪戦になることを想定し、正式にFA宣言すれば、好条件を整えて獲得に本腰を入れる方針だ。

 外国人では開幕4番を務めながら8本塁打に終わったウィリン・ロサリオ内野手(29)が、マルコス・マテオ投手(34)、ディエゴ・モレノ投手(31)とともに近日中に帰国予定で、そのまま退団となる見込みだ。球団は投打ともに新助っ人の調査を進めており、左の先発と右のセットアッパーを中心にリストアップ。中軸を任せられる野手は中日・ビシエドら日本球界で実績のある助っ人にも注視している。

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