【日本ハム】現役引退を決断した大嶋に聞く…「ソフトボールの方にも恩返ししていきたい」

日本ハムの7年目・大嶋匠捕手(28)が5日、現役引退を表明した。この日、球団から来季の契約を結ばない旨を通告され、決断した。早大ソフトボール部出身。大学ソフトボール界のレジェンドにとっては異例のチャレンジとなったが、汗にまみれたファイターズでの7年間を笑顔で振り返った。一問一答は下記の通り。
-球団からはどんな話があったか。
「『7年間、お疲れさま』ということをいっていただきましたし、ソフトボールからプロ野球に来て、7年も逆にお世話になったので、僕の方からも感謝の気持ちを言わせて頂きました」
-今の心境は。
「本当にスッキリしています。僕としては昨年で戦力外かなと思っていたんですが、今年1年やらせて頂いて、最後までやりきろうと思って今年1年取り組んで来たので、スッキリしています」
-今後は。
「トライアウトですか? 受けないです。ドラフトで指名して頂いた時に、トライアウトは受けないと自分の中でルールとして決めたので。ファイターズでやり切ろうと」
-現役では野球はしない?
「プロという形で続けるのは今日でおしまいです」
-ソフトボールの世界で続ける可能性は?
「まだ考えていないですけど、両方経験できましたし、僕にしかない経験だと思うので。そういった意味ではソフトボールの方にも恩返ししていきたいなという思いはある。いろいろと視野を広げていきたいと思います」
-指導者としては?
「それはまだ考えてないですけど、人のプレーを見るのも好きですし、もし本当にそういう可能性があるのであれば、僕なんかでよければ力になれたらいいなとは思います」
-7年間振り返って、一番の思い出は。
「いっぱいありますね。初ヒットもそうですし、初スタメンの時もそうです。なんだろうな、いっぱいあるので選べないです」
-この7年間、どうだったか。
「普段テレビとかゲームでしか見ない人達と一緒に野球をするという世界が驚きの連続で、ボールの大きさ、バット、塁間も違うし、試合もやたらと長いし。驚きの連続でしたけど、ファイターズのすばらしい先輩方や、後輩の選手もそうですが、いろいろな人との出会いでここまで7年間という長い年月やれた。感謝という言葉しかないです」
-悔いは?
「全くないです。今年1年本当にやりきったので」