【楽天】平石監督代行、監督就任決定も惜敗で3年ぶり最下位決定

スポーツ報知
ベンチで厳しい表情の平石洋介監督代行

◆楽天1―2ロッテ(5日・楽天生命パーク)

 楽天は、プロ初先発だったロッテ岩下に6回無得点と抑え込まれて惜敗。2試合を残しながら今シーズンの最下位が決まった。この日の試合前に来季の監督就任が決まった平石洋介監督(38)代行は「本当に申し訳ないの一言。全てにおいて皆さんにがっかりさせてしまった。これは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と何度も頭を下げた。

 今季は開幕10戦で3勝7敗とスタートダッシュに失敗。先発陣は則本、岸に続く3番手以降が不安定で、昨季は盤石だった福山、松井の救援陣もリリーフ失敗が目立った。打線も頼みの外国人トリオ・ウィーラー、ペゲーロ、アマダーが本来の力を発揮できなかった。6月には借金が20にまでふくれあがり、成績不振の責任を取って梨田監督が辞任。平石監督代行が指揮を執ったが、劇薬とはならずに最下位脱出はならなかった。

 昨季は8月まで優勝争いを演じて3位に食い込んで、球団史上初の日本一に輝いた13年以来4年ぶりにCSに進出。ファーストステージで西武を2勝1敗で破り、ソフトバンクとのファイナルステージにも進出した。今年1月には星野仙一副会長が他界。ユニホームの裏には監督時代の背番号「77」をつけて戦ったが、3年ぶり6度目の最下位という厳しい現実が待っていた。

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