【阪神】原口「代打の神様」に並んだ

スポーツ報知
8回、原口は中前安打を放ち、代打のシーズン最多安打の球団記録に並ぶ

 ◆阪神1―6中日(5日・甲子園)

 阪神・原口文仁捕手(26)が代打で今季23本目の安打を放ち、シーズン代打安打の球団記録に並んだ。

 6点ビハインドの8回に代打で登場し、笠原の初球を捉え中前打を放った。「代打の神様」と呼ばれた桧山進次郎が持つ、球団のシーズン代打安打記録「23」に並ぶ一打。「前の回からネクストに立たせてもらっていたので。自分のスイングをすることだけを意識していた」と集中力を高め、一振りで球団史に名を刻んだ。

 9月14日のヤクルト戦(甲子園)の打席で負傷し、左手小指の骨折で21日に出場選手登録が抹消された。それでも2軍で懸命にリハビリを重ね、シーズン最終盤になんとか間に合った。

 原口の一打をきっかけに、1死満塁から大山の内野安打で1点を挙げたが反撃はここまで。5位・中日と1・5ゲーム差に広がった。泥沼の5連敗にも、原口は「残り少ないんで、ファンの人にはチームが勝って喜んでもらえるよう。その戦力になれるよう、また準備していきたい」と前を向いた。

野球

×