【中日】荒木「根尾は3000安打打てる。応援します」…引退会見全文4

スポーツ報知

 ―野球をやめて、やりたいことは。

 「今まで野球しか考えてなかったから、これから考えます。ようやく引退会見できたので。ふふふ。スッキリしました」

 ―厳しい練習はつらかったか。

 「厳しい練習とは言いますが、僕らは野球を仕事にしている。一般のサラリーマンの方もマスコミの方も一緒。人より努力した人が上にいけるでしょうし、そういう気持ちでやってきたので、厳しいと感じたことはないです」

 ―今後、指導者として後進を育てたいか。

 「そういう気持ちはあります」

 ―どんなコーチになるのか。

 「もともと“できない”というところからプロ野球選手生活が始まった。だから、できない選手たちのことを分かってやれるようにしたい。『分かる分かる。その失敗、分かる』というところから話をできるようにしたい」

 ―大阪桐蔭・根尾は、荒木と話をしたいと言っている。

 「電話してくれたら(笑い)。退部届出した? 出してないとダメだね(笑い)。僕とはスタートラインが違うレベルの選手。2500、3000試合くらい出場して、3000安打くらい打てる選手だと思っている。僕は楽しみに応援しています」

 ―プロとして、いけると思った瞬間は。

 「それがないんですよ。いまだに自信がない。よくここまでやってこれたなと。その気持ちがあったから、やってこれた。最後の13日まで全うしたい」

 ―選手の間、我慢していたことは。

 「別に。ハイ」

 ―生まれ変わったら野球選手はイヤだと言っていたが。

 「なりたい! ポジションは変わるけど。(どこ?)(小声で)ピッチャーかな。ダメだろうな、多分。苦しいことが多いだけに、もう生まれ変わってもやりたくないと思うけど、こうやって皆さんに集まっていただいて引退会見できるなら、もう一度やってみたいと思いますよ」

 ―13日に引退セレモニー。来春のオープン戦で引退試合。

 「ここまで引退会見をやらなかった理由は、(他球団も)Aクラスをかけてやっている中で、複雑な気持ちでやってほしくなかったというのがあった。でも(報道で)出ちゃいましたけどね(苦笑)。あの時は、まだ阪神がCSの可能性があったので」

 ―お疲れさまでした。

 「お世話になりました」

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