【日本ハム】短期決戦に自信の中田翔、CS第1ステージで下克上導く
スポーツ報知

日本ハムの中田翔外野手(29)が6日、ソフトバンクとの13日からのCS第1ステージ(ヤフオク)に向け、札幌Dで調整した。CSでは14年に4試合連続を含む5本塁打、16年には2本塁打を放つなど、短期決戦では抜群の集中力を誇る男。プロ11年目の集大成として挑むCSで、存在感を発揮する。
CS突破の鍵を握るのはやはり中田だ。6、7、8月は3割超の打率を維持。だが、9月以降は打率1割8分4厘と調子を落とした。主砲の不調に引きずられるように、チームも9月は10勝11敗と負け越し。シーズンを通して見れば、終盤の失速が痛かった。
不振脱出へ、中田は札幌Dでの全体練習後、横尾、渡辺らと居残り特打に励んだ。複数のバットを試しながら、約30分間。練習後は「感触? 普通です」と足早に球場を後にした。
不調でも、レギュラーシーズンとCSは別物。栗山英樹監督(57)も主砲に期待する。「やるべき人たちが一生懸命やってくれないと勝負にならない。“主役”の人たちは能力が高い人が多い。その人たちに力を出してもらわないと勝てない」。短期決戦で持ち前の勝負強さを発揮し、下克上に導く。(秦 雄太郎)