【DeNA】サヨナラ負け3連敗で自力CS消滅 ラミレス監督「まだ終わりじゃない」

スポーツ報知
10回、サヨナラ負けに渋い表情のラミレス監督(中央)

◆阪神4x―3DeNA=延長10回=(6日・甲子園)

 サヨナラに沸くグラウンドをじっと見つめるしかなかった。3連敗でついに自力CSが消滅。ラミレス監督は悔しさを押し殺しながら「まだ終わりじゃない。希望はあるのでしっかり戦っていかないといけない」と力を込めた。残り3戦3勝しても、巨人が9日の阪神戦に勝てば届かない。就任以来3年連続CSへ、まさに崖っぷちに立たされた。

 9月後半は活気づいていた打線がこの日もつながらなかった。初回、藤浪の乱調で無死一、二塁の好機を迎えたが、ロペスが遊ゴロ併殺打。続く筒香も空振り三振に倒れた。指揮官は「この3試合は全部初回にチャンスを作ったが点が取れなくて、その後相手に取られた。そういうところ。打たないと勝てない」と指摘。7回ソトの起死回生の同点3ランでも流れを引き寄せきれず、延長10回サヨナラ負けした。

 2日のヤクルト戦(神宮)から3試合の得点は2点、1点、3点。本塁打と犠飛、捕逸による得点で、タイムリーが出ていない。ロペスは3戦14打数1安打とブレーキ。筒香も12打数3安打。この日は4打席連続三振を喫した。

 4番は、打線全体について「結果、打てていないけど、打ちたくないと思っている人はいない。一生懸命やっている結果。終わったことはどうにもできない。明日(7日)勝つしかない」と切り替えを強調。取材中には「勝つしかない」を3度繰り返した。奇跡を信じ今は目の前の試合を全力で取りにいく。(岸 慎也)

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