【阪神】ルーキー島田、サヨナラ打…ラミ監督を“さよならCS”寸前に追い込んだ

スポーツ報知
延長10回2死満塁、島田のプロ初打点はサヨナラ打。ナインに向かってガッツポーズでアピールする

◆阪神4x―3DeNA=延長10回=(6日・甲子園)

 阪神はドラフト4位ルーキーの島田が延長10回サヨナラ安打を放ち、甲子園での連敗を8(1分けを挟む)で止めた。Bクラスが確定した消化試合にもかかわらず、聖地には4万2166人のファンが駆けつけ「六甲おろし」を合唱した。

 甲子園のファンに10試合ぶりの歓喜の瞬間を届けたのは、島田のバットだった。延長10回2死満塁。砂田のスライダーを無心で振り抜き、人生初のサヨナラ安打が右前に抜けた。「声援が力になった。どう打とうとか考える暇もなかったので、不思議な力が出た気がします」。阪神のルーキーで初打点をサヨナラ安打で飾ったのは初めてだ。

 50メートル5・7秒の走力を武器に上武大から入団し、新人で唯一開幕1軍入りを果たした。4月に2軍落ちしたが「ファームでは技術より、気持ちの面で成長できた」と9月23日に再昇格。10月3日の広島戦で初安打。6本目の安打がサヨナラ打になった。

 金本監督も「ファンが甲子園で六甲おろし歌えるのが一番うれしいです」と9月12日以来、24日ぶりの本拠地勝利に酔いしれた。

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