【広島】丸、歴代4位の130四球 CSへ「自分を信じて準備していきたい」

スポーツ報知
4回2死、四球で出塁する丸

◆広島3―4DeNA(7日・マツダスタジアム)

 あと一歩届かなかった。9回2死。今季最終戦で最後の打者となった丸は、山崎の外寄りツーシームを捉えたが左飛に倒れた。「入らないですよ。もともと、取れるとは思っていなかったし悔しさはない」。この日、40号に到達したソトに1本及ばなかったが、すがすがしい表情で振り返った。

 本塁打王のタイトルを逃す一方で価値ある金字塔を打ち立てた。4回2死で四球を選び、2001年の金本知憲(現阪神監督)に並ぶシーズン128四球の球団記録に到達。「年間を通して自分の考えを整理して打席に入ることができた」。その後の2打席も申告敬遠で歩かされ、NPB歴代4位タイの130四球となった。

 ランキングを見れば、1~4位はいずれも巨人・王貞治(現ソフトバンク球団会長)で、今季の丸のすごさが際立っている。「CSはシーズンと戦い方が違ってくる。難しいところもある。自分を信じて準備していきたい」と2年連続MVPの最右翼はポストシーズンでの活躍を誓った。(表 洋介)

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