【中日】新監督は与田剛氏に一本化…森監督は退任、編成トップとして組閣を陣頭指揮中

スポーツ報知
与田剛氏

 中日の次期監督として、今季まで楽天2軍投手コーチを務めたOBの与田剛氏(52)が最有力候補に挙がっていることが9日、分かった。森繁和監督(63)は退任し、すでに編成トップとして組閣の陣頭指揮を執っていることも判明した。

 与田氏は新人だった1990年に31セーブを挙げ、新人王と最優秀救援投手に輝いた最速157キロの剛速球右腕。今季ここまで37度の逆転負けを喫した中日にとっては、リリーフ陣の再建にうってつけの存在だ。2009、13年のWBCで侍ジャパンの投手コーチを務め、楽天でも16、17年は1軍コーチを務めるなど、指導者としての実績も申し分ない。

 白井文吾オーナー(90)はこの日、愛知県内で取材に応じ「みんなの考えがひとつじゃない」と中日新聞社内で、西武を日本一に導いた前ロッテ監督の伊東勤氏(56)を推薦する勢力が存在したことを吐露。しかし、生え抜き監督を推す声が圧倒的に高まったことで候補を与田氏に一本化。近日中に正式に就任要請する見通しだ。

 森監督は、来季から編成トップとして新監督を支える。すでにコーチ陣に「監督を辞めます」と説明。編成トップとしても1軍コーチの人選を進めており、水面下で候補者に打診しているという。

 ◆与田 剛(よだ・つよし)1965年12月4日、千葉・君津市生まれ。52歳。木更津中央高、亜大、NTT東京を経て、89年ドラフト1位で中日入り。90年に新人王、最優秀救援投手。96年シーズン途中にロッテにトレード。98、99年は日本ハム、00年は阪神でプレーし、同年限りで現役引退。現役時代は182センチ、84キロ。右投右打。妻は元TBSアナウンサーの木場弘子さん(53)。

野球

×